先週、第23回 新鮮組の会 in 名古屋が開催されました。
全国各地から多くの経営者の皆さまが名古屋に集まり、非常に熱量の高い、有意義な時間となりました。
今回の新鮮組の会では、私も講演の機会をいただきました。
発表のタイトルは 「住宅ビルダーの品質管理の実態」。
この約1年間で実施してきたホームインスペクションを通じて見えてきた、指摘内容の傾向や実際の現場事例を交えながら、住宅業界の“今”の品質管理の現実についてお話しさせていただきました。
日々現場に向き合う中で感じるのは、設計や性能の数値以前に、施工管理の考え方や現場での判断力が住宅の品質を大きく左右しているという事実です。
表に見える仕上げだけでなく、完成後には見えなくなる部分こそが、住まいの耐久性や安全性、そして住み心地を決定づけます。今回の講演では、そうした“見えない部分の品質管理”の重要性についても、具体的な事例をもとにお伝えしました。
会場では多くの共感やご意見をいただき、改めてこのテーマへの関心の高さと、業界全体が抱える課題の共通性を強く感じました。同時に、まだまだ品質管理の重要性が十分に伝わりきっていない現実も実感しています。
来年も引き続き、**当社の想いである「住宅の本質的な品質向上」**と、正しい品質管理の必要性を、さまざまな場を通じて発信していきたいと思います。
住宅業界がより健全に、そしてお施主様にとって本当に安心できる住まいづくりが広がるよう、これからも活動を続けてまいります。
改めて、今回の新鮮組の会を企画・運営してくださった皆さま、そしてご参加いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。
次回もまた、多くの学びと刺激を得られる場になることを楽しみにしています。
