【雨漏りしやすい防水下地の「3面交点」とは?】🏠☔
屋根の防水施工で見逃してはいけない重要ポイント
新築住宅の施工中検査(ホームインスペクション)では、完成後には見えなくなる防水施工を重点的に確認しています。
その中でも特に注意してチェックしているのが、屋根と壁が取り合う部分にできる「3面交点(さんめんこうてん)」です。
実は、この部分は将来の雨漏りの起点になりやすい場所のひとつなのです。
3面交点とは?
3面交点とは、その名の通り3つの面が交わる部分を指します。
例えば、
✅ 屋根面
✅ 壁面
✅ 立ち上がり面
が交差する出隅部分などです。
防水下地として施工される改質アスファルトルーフィングは、重ね代を確保して施工されます。
そのため、一見するとしっかり防水できているように見えます。
しかし、3方向からシートが重なることで、わずかな隙間やピンホールが発生しやすいという特徴があります。
小さな隙間が雨漏りの原因になることも⚠️
雨水は想像以上に小さな隙間から侵入します。
特に風を伴う強い雨や台風時には、ほんのわずかな隙間でも雨水の侵入口になる可能性があります。
そのため、出隅部分などで3面交点が発生する場合は、ルーフィングの施工だけでなく、伸長性のあるブチル系防水テープなどによる補強処理が重要になります。
今回の現場で確認した内容
今回確認した現場では、3面交点部分に必要なブチル系防水テープによる処理が施工されていませんでした。
完成後は屋根材によって隠れてしまうため、引渡し後に確認することはほぼ不可能です。
しかし、このような小さな施工の違いが、数年後の雨漏りリスクに大きく影響することがあります。
雨漏りは「防水紙の施工品質」で決まることもある
雨漏りというと屋根材や外壁材の不具合をイメージされる方が多いかもしれません。
しかし実際には、
🔹 ルーフィング(防水下地)の施工不良
🔹 防水テープの施工不足
🔹 シートの重ね代不足
🔹 開口部や取り合い部の納まり不良
などが原因となるケースも少なくありません。
つまり、屋根材の下に隠れてしまう防水下地こそが、住宅を守る最後の砦なのです。
まとめ
3面交点は見た目では問題なく見えることが多い部分です。
しかし、雨漏りリスクの高い重要ポイントであり、適切な防水処理が求められます。
住宅の品質は、完成後に見える仕上がりだけでは判断できません。
こうした見えなくなる部分の施工精度こそ、住宅の耐久性や安心につながります✨
これから新築住宅を建築される方は、ぜひ施工中の防水工事にも注目してみてください。
🏠 愛知県・名古屋市・岐阜県・三重県でホームインスペクション(住宅診断)をご検討の方へ
株式会社家のちえでは、新築住宅の施工中検査や完成検査を実施しています。
屋根防水、外壁防水、構造、断熱、防耐火など、完成後には見えなくなる重要部分を第三者の視点で確認し、安心できる家づくりをサポートしています。
住宅品質や施工不良が気になる方は、お気軽にご相談ください😊
