最近よく「空き家問題」や「ストック住宅」という言葉を耳にすることがあると思います。2024年時点で全国で空き家とされている物件が900万個とも言われ、国内の住宅総数の空き家の占める割合(空き家率)が13~14%とも言われております。国土交通省は、このような状況を打開するために2016年3月に策定した「新住生活基本計画」で、2025年までに中古住宅流通市場規模を8兆円、リフォーム市場を12兆円、合わせて20兆円規模に拡大する目標を掲げました。しかしながら現在でも中々進まない状況ではあるものの、国や地方公共団体は、様々は施策を打ち出し中古住宅流通を活性化させようとしています。
その施策の一つがこの既存住宅の売買時に実施をすすめる「既存住宅状況調査」であります。
私たちとしても、この先新築住宅需要が減退していく中で、中古住宅流通に対し積極的に取組むことで、社会貢献もさることながら、結果的には中古住宅を売買したい方達への貢献にも繋がることから、私たちができることをすすめようとこの事業を始めました。
調査メニュー
既存住宅状況調査コース(木造住宅)
売主様買主様とも宅建業者ではない個人の場合に現状の劣化状況を調査するサービス
この調査は、一般社団法人 住宅瑕疵担保責任保険協会のルールに従って行う目視調査となります。
※画面サイズによって表は横にスクロールします。
コース | 料金(税別) |
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一次的インスペクション(目視検査)※延坪40坪まで(平屋は除く) | ¥50,000 |
二次的インスペクション(構造・漏水検査) | 上記の結果より都度見積 |
延坪40坪超分の割増(坪単価) | ¥2,000 |
平屋割増(延坪40坪まで)※上記料金計に加算 | ¥30,000/式 |
平屋 延坪40坪超分の割増(坪単価) | ¥2,500 |
既存住宅状況調査オプション検査 | 料金(税別) |
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床下詳細検査 | ¥55,000 |
小屋裏詳細検査 | ¥30,000 |
設備配管検査 | ¥30,000 |
簡易図面作成 | ¥30,000 |
鉄筋探査(2ヶ所)※XY方向各1ヶ所(基礎に劣化があった場合かつ同意があった場合のみ) | ¥0 |
この調査について
この調査は建築士であり、かつ既存住宅状況調査技術者という国家資格がないとできないサービスのため、とても信頼性があります。例えば自宅や親から相続した住宅を資産価値を上げて売りたいと考えている個人の売主様と、より安心安全な中古住宅を購入したいと考えている個人の買主様の双方が個人間もしくは不動産仲介業者様を介して売買契約を締結する前に売主様もしくは買主様の要望により調査(インペクション)をするものになります。
この調査についても宅建業法上、宅建士が媒介契約時の重要事項説明時にインスペクションを斡旋する義務が課されています。
不動産仲介業者様の中には、契約が長引くことから、あまり勧めない方がいるということも聞きます。しかしながら、以下の項目のサービスにもあるように国が積極的に買主様の瑕疵や欠陥への不安の解消につながる施策を打出し制度化をすすめています。
もし悩まれている方がいましたら、間違いなくインスペクションをすることをお勧めします。