ホームインスペクション

外壁通気層の落とし穴|横胴縁施工で30mmの通気層が確保できていない現場に注意

外壁通気層の落とし穴|横胴縁施工で30mmの通気層が確保できていない現場に注意

こんにちは。
名古屋を中心に愛知・岐阜・三重でホームインスペクションを行っている株式会社家のちえです。

新築住宅の現場確認で、近年よく見かけるのが
横胴縁施工による外壁通気層不足です。

見た目では分かりにくい部分ですが、
この通気層の施工状態は、住宅の耐久性や雨漏りリスクに大きく関わる重要ポイントです。

今回は、外壁通気層工法における注意点を解説します。


横胴縁施工で通気層30mm以上が取れていない現場が多い

写真のように、横胴縁で施工された外壁では、

👉 本来必要とされる30mm以上の通気層が確保できていないケース

が少なくありません。

中には、

  • 隙間がほとんどない
  • 胴縁同士が連続してしまっている
  • 空気の通り道が塞がれている

といった施工も見受けられます。


そもそも通気層工法の目的とは?

外壁通気層工法には、大きく2つの目的があります。

① 湿気を逃がし、構造材や断熱材を乾かすこと

壁内に入った湿気を排出し、
結露・カビ・木材腐朽を防ぐ役割があります。

② 万一浸入した雨水を排水すること

外壁材の継ぎ目や窓まわりから、
少量の雨水が内部へ入ることは想定されています。

その雨水を外へ逃がすために、
通気層は排水層としても重要です。


隙間不足で起こる3つのリスク

横胴縁で通気層が不足していると、次のような問題が起こります。

✔ 通気が途中で止まり湿気がこもる

空気の流れが遮断され、壁内に湿気が滞留しやすくなります。

✔ 外壁内部が乾きにくくなる

構造材や断熱材が湿気を含んだままとなり、耐久性低下につながります。

✔ 浸入雨水が排水されにくい

万一入った雨水の逃げ道がなくなり、
雨漏りや下地劣化の原因になることがあります。


特に注意したいのは窓まわり・開口部付近

現場で特に注意したいのが、

  • サッシまわり
  • 勝手口
  • 換気フード周辺

などの開口部付近です。

この部分は胴縁が細かく入りやすく、
知らないうちに通気ルートが遮断されてしまうケースが多くあります。


完成後は見えなくなる重要部分

外壁通気層は、

  • 外壁材施工後
  • 足場解体後

には見えなくなります。

つまり、

👉 施工中しか確認できない重要ポイント

です。

見た目では分からない小さな隙間ですが、
住宅を長持ちさせるうえで非常に大切な部分です。


これから家を建てる方へ

これから新築住宅を建てる方は、ぜひ外壁工事のタイミングで現場を見てみてください。

✔ 通気層は確保されているか
✔ 胴縁で空気の通り道が塞がれていないか
✔ 開口部まわりの納まりは大丈夫か

この視点を持つだけでも、家づくりの品質は大きく変わります。


名古屋・愛知・岐阜・三重で新築インスペクションをご検討の方へ

株式会社家のちえでは、

  • 新築ホームインスペクション
  • 住宅診断(住宅検査)
  • 外壁防水・通気層・断熱チェック

を行っています。

30年以上の現場経験・3,000件以上の検査実績をもとに、
完成後には見えなくなる部分まで丁寧に確認しています。

📍対応エリア
名古屋を中心に愛知・岐阜・三重


見えない通気層が、家の寿命を左右します

外壁の中で起きる湿気や雨水トラブルは、
表面からは分かりません。

だからこそ、

見えない部分ほど丁寧に。

それが、長く安心して住める住宅づくりの基本です。

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