新築注文住宅ホームインスペクション

🏡【第4回】新築注文住宅のインスペクション!上棟後の構造検査を実施しました✨

🏡【第4回】新築注文住宅のインスペクション!上棟後の構造検査を実施しました✨

こんにちは!
今回は新築注文住宅における第4回目のホームインスペクションとして、上棟後の構造検査を実施しました🏠✨

この工程は、住宅の「骨組み」とも言える非常に重要なタイミングで行う検査です。
前回の基礎検査に続き、今回は構造に関わる最終確認
住宅の安全性・耐久性を支えるこのステージでのチェックこそが、将来の瑕疵(かし)や重大な施工不良を防ぐための“最重要ポイント”といっても過言ではありません。


🔍今回の検査ポイントは全部で7項目!

今回のインスペクションでは、以下の7つの項目を中心にしっかり確認を行いました。


① 構造材のサイズとプレカット図との照合

使用されている構造材がプレカット図面通りのサイズ・仕様であるかを照合しました。
特に梁や柱などの主要構造材は、間違いがあってはなりません。図面とのズレは構造計算にも影響を与えるため、慎重なチェックが必要です。


② 耐力壁の位置・釘の長さ・ピッチ

耐力壁は地震や台風などの横からの力に対抗する大切な部分。
図面で指定された位置にしっかりと施工されているか、釘の種類・長さ・ピッチ(間隔)が正確かを確認しました。
釘の打ちすぎや打ち不足でも、性能が大きく変わってしまうため非常に重要なポイントです。


③ 構造金物の配置とビスの確認

接合部に設置された構造金物が、所定の場所に正しく取り付けられているかを確認。
さらに、使用しているビスが適正な本数と長さで施工されているかも細かくチェックしました。金物は“見た目だけ”で取り付けられていても、留め方が間違っていれば意味がありません。


④ 筋交いや床合板の釘打ち状況

筋交いや床合板においても、指定された釘の長さ・ピッチでの施工がされているかを確認しました。
筋交いがズレていたり、斜めに打たれていると、所定の耐力が得られず、構造強度に影響を及ぼします。


⑤ 水平精度・垂直精度の確認

建物全体の水平・垂直の精度を測定。
わずかなズレであっても、建物の歪みやクロスのよれ、ドアや窓の不具合など、将来の不具合の原因になります。
今回は精度良好で、非常に綺麗な施工状態でした。


⑥ 1階床部分の気密処理(気流止め)

床下からの空気の流入を防ぐ気流止めの処理状況を確認。
この処理が不十分だと、冷暖房効率の低下や結露による構造材の腐食リスクが高まります。
断熱性能を高めるためには、こうした細かな気密処理が大切です。


⑦ 屋根の通気経路の確保

屋根裏にこもる湿気や熱を外へ逃がすための通気経路が確保されているかもチェック。
夏の暑さや冬の結露を防ぐために、屋根の通気はとても重要な役割を果たします。


💯 今回の検査結果は…なんと指摘「0」‼️

今回の構造検査では、一部の準耐力壁が工程の都合で未施工だったものの、それ以外は完璧な仕上がり。
事前に指示を出していたポイントも含めて、すべてきちんと処理されており、指摘事項はゼロでした✨✨

このような結果が出せる背景には、工事着手前の段階での適切なアドバイスとチェックの存在があります。


💡 予防こそが最大のインスペクション

弊社では、図面段階から「この部分は注意が必要」「ここに施工上のリスクがある」といったポイントを先回りして住宅会社様に共有しています。
これがいわば“住宅の予防接種”。
施工後にミスを指摘して直すより、施工前に防ぐことで、無駄な手直しや工程遅延を回避し、施主様にとっても安心の家づくりが可能になります。

この「事前予測・予防型」のインスペクションこそが、弊社の大きな強みであり、
代表が建築業界で培ってきた30年の経験と知識が活かされている部分です💪


🚧 次回は外装性能!外壁・屋根の防水検査へ‼️

今回で構造に関するインスペクションは一旦終了。
次回からは、「住宅の性能」に関わるパートに突入します!

第5回目は【外壁・屋根の防水検査】です。
ここからは、**雨や風・結露・熱などの外部環境にどう対抗するか?**という視点での検査になります。
防水、換気、断熱、気密、防露、防火…どれも見逃せない大切な要素です。

住まいの快適性と長寿命化に直結するこのステージも、妥協せず徹底的にチェックしてまいります🔥


次回のインスペクションレポートもどうぞお楽しみに!
「家を建てる=安心を積み上げる」
その想いを大切に、これからも現場に真摯に向き合っていきます😊✨

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