透湿防水シートへのウレタン吹付は要注意
― ホームインスペクションで見える“通気層不良”の実例 ―
新築住宅の施工中検査・ホームインスペクションを行っていると、外壁内部の断熱・通気に関する施工不良を見かけることがあります。
今回は、透湿防水シートにウレタン断熱材を直接吹き付けてしまっている現場事例について解説します。
一見すると「断熱材がしっかり入っていて問題なさそう」に見えますが、実は住宅性能や耐久性に大きく影響する注意点が潜んでいます。
通気層が確保されていない状態とは?
本来、外壁の通気層工法では、
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外壁材の裏側に通気層(空気の通り道)を確保する
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壁内に侵入した湿気を屋外へ排出する
という設計が前提となっています。
しかし今回の事例では、
透湿防水シートの上にウレタン断熱材を直接吹き付けたことで、断熱材が外側へ膨らみ、通気層を塞いでしまっている状態でした。
通気層が塞がれると起こるリスク
通気層が確保されていないと、以下のようなリスクが高まります。
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壁内の湿気が逃げにくくなる
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内部結露が発生しやすくなる
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柱・土台など木部の劣化や腐朽
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将来的な外壁・構造トラブル
断熱性能が高くても、通気が機能していなければ意味がありません。
外壁まわりで重要なのは「断熱」と「通気」のバランス
住宅の外壁内部では、
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吹付ウレタン断熱の施工方法
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透湿防水シートの納まり
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通気層が設計通り確保されているか
このバランスを見ることが非常に重要です。
完成後は見えなくなる部分だからこそ、
施工中検査・第三者によるホームインスペクションで確認する価値があります。
株式会社家のちえが大切にしている視点
株式会社家のちえでは、
新築住宅の施工中検査・ホームインスペクションを通じて、断熱・通気・防水といった「見えない部分」こそ重点的にチェックしています。
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図面・仕様通りに施工されているか
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将来の結露・劣化リスクはないか
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長く安心して住める品質が確保されているか
こうした視点で、住宅の品質を第三者の立場から確認しています。
「完成してからでは分からない不安」を減らすためにも、
施工中のチェックがとても重要です。
新築住宅の品質や施工に不安を感じたら、
ぜひ一度、株式会社家のちえのホームインスペクション・施工中検査をご検討ください。
