新築注文住宅ホームインスペクション

【新築注文住宅のインスペクション】第5回目は外壁・屋根の防水検査!

【新築注文住宅のインスペクション】第5回目は外壁・屋根の防水検査!

こんにちは、「家のちえ」です。
今回は、新築注文住宅におけるインスペクション第5回目として、
外壁・屋根の防水検査を実施いたしました。

このフェーズは、雨水の浸入を防ぐための重要な検査であり、
**いわば“雨漏り予防の最前線”**とも言えるチェックポイントが多数存在します。


🔍 今回の検査で確認した主な項目は以下の通りです:

  1. 外壁防水シートの納まり
     → シートの重ねしろやタッカー留めの精度などをチェック。

  2. 外壁の貫通部まわりの防水処理
     → 電気配線・給排水などの貫通部がきちんと気密・防水されているか確認。

  3. 屋根と外壁の取り合いの納まり
     → 雨仕舞いがうまく設計・施工されているかが問われる重要部位です。

  4. サッシ(窓)まわりの納まり
     → 開口部は特に漏水リスクが高いため、緻密な防水処理が必要です。

  5. 胴縁の釘の長さと種類
     → 防火・耐久性を保つため、規定通りの金物やビスを使っているかを確認。

  6. 屋根・軒裏・外壁の通気経路
     → 通気層の確保と連続性が、内部結露を防ぐカギとなります。


🛠️ 今回の検査結果と所感

全体的には施工精度も高く、致命的な問題点はなし
ただし、電気工事業者の一部の施工が少々雑で、内部・外部にわたり数点の指摘が必要となりました。

とはいえ、施工着手前に図面段階から事前にアドバイスを出していた部分については、
きちんと対応・是正されており、非常に安心できる仕上がりとなっていました。


🔎 事前にリスクを防ぐ「予防接種型インスペクション」

当社「家のちえ」では、施工中にミスを指摘するだけではなく、
施工前から図面や仕様書をもとに「起こりうるリスク」を事前に洗い出し、未然に防ぐという方針をとっています。

この「予防接種型」の検査スタイルにより、
本来現場での是正が必要だった項目を、設計段階で潰すことが可能となります。

こうした対応が、
・現場の手戻り作業の削減
・工務店側の負担軽減
・お施主様の安心感
につながり、三方良しの品質向上を実現していると自負しています。


📌 次回は「断熱・気密・防露」検査へ

防水関連の検査は今回で終了となり、次回からは
断熱性能・気密性能・結露防止・防火区画といった、
建物の「性能面」に関わる重要なチェックが始まります。

次回の第6回インスペクション:断熱・気密・防露検査も、どうぞお楽しみに!


品質を守る、未来の暮らしを守る。
これからも「家のちえ」は、家づくりの安心と信頼のパートナーとして、
現場と真摯に向き合ってまいります。

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