新築注文住宅ホームインスペクション

【第6回インスペクション実施】断熱性能の鍵を握る重要検査「断熱検査編」

【第6回インスペクション実施】断熱性能の鍵を握る重要検査「断熱検査編」

こんにちは、株式会社家のちえです。
今回は、新築注文住宅における第6回目のインスペクションを実施しました。
本格的に住宅性能に関わる工程に入り、内容もより深く、より専門的になってきました。

第6回目は「断熱・気密検査」となりますが、内容が非常に濃いため、
今回はその前半戦となる【Part1:断熱検査編】をお届けします。


🔍 検査で確認した主な項目はこちら

  1. 屋根・外壁・床の断熱材の厚み
     → 設計通りの厚みで施工されているか。断熱等性能等級やUA値に関わる重要項目です。

  2. 電気配線に接する断熱材の適正施工(CD管+VVF)
     → 断熱材に覆われる部分については、CD管を使用することが望ましく、誤った処理は防火・断熱両面でリスクに。

  3. 外壁面のガスコックの省令準耐火対策
     → 省令準耐火仕様に適した施工がされていないと、消防法や住宅瑕疵保険の基準に抵触する恐れがあります。

  4. 床断熱材貫通部(配管・配線まわり)の断熱処理
     → 隙間があると内部結露の原因に。目に見えない部分の処理こそ要チェック。

  5. 外壁の通気層の確保
     → 通気層がない、もしくは途切れていると外壁内結露や断熱効果の低下につながります。


📌 今回の検査結果と現場の様子

今回の検査は、これら5項目を中心にしっかりと確認を行いました。

事前に住宅会社様とお施主様との3者打合せの中で、
施工前から【②配線まわり】【④断熱貫通部】【⑤通気層】については明確に指示を出していたため、
結果的に⑤の一か所のみの軽微な指摘で済みました。

もしこの事前指示がなければ、
②の電気配線処理は重大な見落としとなり、将来的に火災のリスクがあった可能性が予想されます


🔧 これが「家のちえ」の強み。“予防接種型インスペクション”

弊社のインスペクションの最大の特長は、
「完成した後に不具合を見つけて指摘する」だけではありません。

施工前の図面・仕様書の段階でリスクを読み取り、先回りして指示を出す
いわば“予防接種型”の検査スタイルを取っています。

その効果として、今回のように
「現場で手戻りが起こらない」「重大な瑕疵を事前に防ぐ」「お施主様の信頼と安心感を守る」
といった大きなメリットが得られるのです。


🌱 お施主様にとっての安心、施工会社にとっての負担軽減

このような取り組みは、お施主様にとってはもちろん安心材料ですが、
実は施工会社様にとっても非常にメリットがあります。

・無駄な出戻り作業が減る
・現場監督の施工管理がスムーズになる
・完成後のクレームや手直しリスクが大幅減少する

結果的に「品質の良い住宅を効率良く建てる」ための、大きなサポートになります。


🏠 次回は「気密検査編」

今回の「断熱検査編」に続き、
次回は【Part2:気密検査編】をご紹介する予定です。

気密性能は、冷暖房効率や結露防止、室内環境の快適さに直結する性能項目ですので、こちらも見逃せません!

今後の更新もぜひ楽しみにお待ちください。


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株式会社 家のちえ
住宅インスペクション / 第三者検査 / 建築コンサルティング
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